NEWSニュースリリース
NEWSニュースリリース
東急不動産株式会社(本社:東京都港区、社長:大隈 郁仁)が東京・銀座で運営する大型商業施設「東急プラザ銀座」と、JR西日本不動産開発株式会社(本社:兵庫県尼崎市、社長:柴田 信)が京都・下鴨神社敷地内に開発した集合住宅「J.GRAN THE HONOR 下鴨糺の杜」(京都市左京区)の計2物件が世界の優れた不動産を表彰する「MIPIM AWARDS 2018」の最終候補に選ばれましたのでお知らせいたします。最優秀作品は3月中旬、投票で決まります。なお東急不動産の物件が最終候補に残るのは昨年の大阪市内で開発した商業施設「もりのみやキューズモールBASE」に続き2年連続です。また、JR西日本不動産開発の物件は、昨年11月香港で行われた「MIPIM Asia Awards 2017」の「BEST RESIDENTIAL DEVELOPMENT」部門で金賞(GOLD WINNER)を受賞しました。
MIPIM(Marché International des Professionnels de l‘Immobilier)とは不動産プロフェッショナル国際マーケット会議のことで、世界の不動産・建築関係者が一堂に会する世界最大の不動産見本市です。その中で開かれる「MIPIM AWARDS」は会場を訪れた世界の不動産のプロによる投票で最優秀賞を決め、革新性や偉業を成し遂げた優れた不動産として表彰しております。
「MIPIM 2018」はフランス南部のカンヌで3月13日から16日まで4日間開催され、期間中、政府やデベロッパー、投資家など約2万5000人が来場する見込みです。国土交通省の協力の下、会場内に日本風のロゴ(本リリース右上参照)を目印とした「ジャパンパビリオン」にて、2社は開発担当者などを派遣しPR活動を進めます。同省の吉田光市・国土交通審議官は「ジャパンパビリオンを実際に是非訪れ、日本の都市開発の変化や描く未来図を感じて欲しい」と語っています。
建物外観 © Koji Fujii / Nacasa & Partners Inc.
東急プラザ銀座は外国人観光客も多く訪れる世界的な商業の街、東京・銀座の中心部に位置し、隣地の公園を含む再開発で生まれた大型商業施設です。125の物販・飲食店があり、110メートルにわたる通りに面したフロアは、個々にデザインされたラグジュアリーブランドの路面店のファサードで彩られています。日本の伝統工芸である江戸切子をモチーフとした「光の器」という建築コンセプトで設計され、館内には吹き抜けの「KIRIKO LOUNGE」を設けるなど銀座らしい高級感ある建物を目指しました。
内装は「全てを融合させ新しいものを作り出す日本人の感性」を表現するため、微細にまでこだわりました。施設のあらゆる場所に日本の伝統工芸と現代のデザインを融合させた、銀箔、左官、木工などの様々な芸術作品を散りばめ、独創的な世界観を生み出すとともに、テナント個別の店舗デザインとも調和させました。また、ビルの中でも視認性の高い場所に大空間の吹抜ラウンジと、水と緑の屋上ガーデンを設け、建築と都市の間に賑わいの連続性を生み出しました。
環境面では当社の“環境ビジョン”に従い、ビル側とテナント側の両方のエネルギー効率を管理するためのエネルギー管理システムBEMS、エネルギー見える化システムを採用する、屋上360平方メートルという銀座最大級の緑化をする、など5つの課題に取り組みました。
上)吹き抜けの「KIRIKO LOUNGE」
左)屋上緑化された「KIRIKO TERRACE」
© Koji Fujii / Nacasa&Partners Inc.
所在地 | 東京都中央区銀座5-2-1 |
---|---|
交通 | 東京メトロ 銀座線・丸の内線・日比谷線 銀座駅C2出口 徒歩1分 |
東京メトロ 日比谷線・千代田線 日比谷駅A1出口 徒歩2分 | |
東京メトロ 有楽町線 有楽町駅A0出口 徒歩2分 | |
JR山手線・京浜東北線 有楽町駅銀座口 徒歩4分 | |
階数 | 地下5階〜地上11階 |
面積 | 敷地面積 3,766.73㎡、延床面積 約50,000㎡ |
構造 | 鉄骨造 一部 鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造 |
用途 | 店舗(地下2階~地上11階)・駐車場 |
設計・監理 | 株式会社日建設計 |
施工 | 清水建設株式会社 |
商環境デザイン | 株式会社インフィクス |
開業 | 2016年3月31日 |
「J.GRAN THE HONOR 下鴨糺の杜」は、全99戸の鉄筋コンクリート造3階建ての集合住宅です。世界遺産、京都「下鴨神社」に隣接する、またとない特別な場所に建ち、豊かな自然環境と、日本の歴史的文化の双方を尊重しながら、新たな空間を創出しました。計画地に広がる糺の森の景観に配慮し、建物をセットバックさせ、緑地帯や小川を設けることで、自然に囲まれた環境を作り出しました。また、計画地中央には、参道が縦断しており、京都三大祭りの一つである「葵祭」が住戸のリビングから観覧できるなどの特徴があります。
建物の外観は日本瓦葺の勾配屋根、土壁風塗装などを採用し、かつてこの地にあった社家町の面影を残す仕上げにしました。外構には、和風塀や門構え・水盤・生け垣などを配置し、自然と建物が溶け込む空間を構築しました。建物エントランス内部は、「金蒔絵」「焼錫ぼかし」といった伝統技法を用いた家具を配置し、和風フラワーアートで、もてなしの心を表現するなど、京都らしい落ち着いた雰囲気を演出しました。また、マンション集会室は茶室仕様として、居住者の暮らしを豊かにする空間を用意しております。
この物件は50年の定期借地権付きの住居として分譲しております。自然・伝統・文化を将来にわたって守り続けていくよう、居住者には、世界遺産である下鴨神社の保全活動を継続的に奉仕していただき、文化継承、環境保全に努めていただく新たな仕組みを作り出しました。
左上、右上)敷地内表参道
下)茶室仕様の集会室
所在地 | 京都市左京区下鴨泉川町60番、60番2 |
---|---|
交通 | 京阪本線・鴨東線「出町柳」駅徒歩9分 |
総戸数 | 99戸 |
形態 | 定期借地権付集合住宅 |
敷地所有 | 下鴨神社 |
構造・規模 | 鉄筋コンクリート造3階建 |
事業主・売主 | JR西日本不動産開発株式会社 |
設計・施工 | 株式会社竹中工務店 |
【本ご案内に関するお問い合わせ先】