この環境が自分を変えてくれた。前を向くことで、これからも伸びてゆける。

新卒採用

和歌山用地事務所森 龍仁

この環境が自分を変えてくれた。前を向くことで、これからも伸びてゆける。:【新卒採用】和歌山用地事務所 森 龍仁

安全、安心を支えている、という誇り。 安全、安心を支えている、という誇り。

主な仕事内容は?見えない仕事が、生活の足を守っている。

JR西日本の保有する土地を適正に管理する「用地管理」と呼ばれる業務を担当しています。事故や遅れがなく、お客様に安心してご利用いただける列車の運行には、適正な用地管理も大切な要素なんです。ただ、土地の管理と鉄道の安全がどう結びつくのか、一般的にはピンときませんよね。

たとえば、台風の影響で線路が流されてしまったような場合。一刻も早く復旧工事に取り掛からなければなりません。その際にまずは「ここまでがJR西日本の土地です」と境界を指し示す必要があります。この「境界確認」をおこなってはじめて復旧工事計画が立てられ、運行再開に向けた作業に入ることができるんです。
そのためには、常日頃から良好な管理状態を維持しておく。用地管理業務は表に見えにくい部分も多いのですが、鉄道インフラを足元から支えています。

用地確認に手間取れば、電車の復旧が遅れてしまう可能性が出てくる。私たちが担うのは、鉄道の安心安全をつかさどる大切な仕事ですので、大きなやりがいを感じながら業務にあたっています。

今まで関わったプロジェクトで、最も印象的な出来事は?経験したことのない規模の調査に挑む。

近年、増えつつある自然災害に対して、JR西日本としてもさまざまな対策を講じているところです。台風の季節には線路上に木がたおれて列車が止まってしまうことがあり、倒木の恐れがある箇所については、事前に伐採しておくことになったんです。

その施策に先立って、鉄道沿線の用地境界の確認、隣接する土地所有者の調査を依頼されました。
この調査範囲が沿線5キロメートル。これまで数百メートルという範囲での調査はおこなってきましたが、これだけ広い範囲の調査は経験したことがありません。土地の境界を確かめるというのは、「フェンスがあるからここですね」という単純な話ではなく、JR西日本の保有する図面や、登記簿・測量図などの公的な資料をもとに判断を重ねていく細かな作業です。法務局に通って資料を調べ上げ、JR西日本の保有する図面の確認をおこないます。土地には歴史があるため、様々な図書を調べる必要がある場合も出てくるんです。今回は、明治時代に作成された巻き物のような図面との格闘でしたね(笑)。先輩に助けてもらいながらなんとか期日内に終えることができました。

この施策は地元のテレビ局に取り上げられ、住民の方々にも私たちの取り組みを知っていただけることにつながり、嬉しかったですね。
私が関わったのはプロジェクトの一部ですが、安全で安定した運行というJR西日本の根幹部分に貢献できた思いがありますし、いままで経験したことのない規模の調査をやり遂げられました。助けていただいた所内のみなさんにも感謝しています。

自分が成長できるなと感じるポイントは?仕事に取組む姿勢を変えてくれた言葉。

業務では人と向き合うことが多く、さまざまな話し合いの場にのぞんでいます。その際にもっとも大切なのは、先方と信頼関係をきずくこと。万能な交渉術はありませんし、自分はものすごい技を持っているわけでもありませんので、顔を覚えてもらって説明を尽くし、徐々に信頼してもらうしかない。近道はありません。

境界確定業務は、JR西日本の保有する土地と隣接地との境界を明確にする仕事です。JR西日本が保有する図面等に基づく境界を隣接地権者に示して、ご了承いただく必要があります。
たとえば境界確定業務において、境界について隣接地権者と主張が相違するような場合もありますが、最後は信頼していただけるよう丁寧な説明を心がけています。様々な資料を用いながら話し合いを重ねていくことで、少しずつ信頼をしていただきながら土地の境界を明確にしていくわけです。

第三者占有解消業務は、耕作などJR西日本が保有する土地を、書面での契約なしに使用されている方と協議し、権利関係を正常化する仕事です。ただし、境界の勘違いや過去の何らかの経緯により使用されている場合もありますので、こちら側の主張を押しつけてばかりではいけません。相手方のご意見もお聞きしながら、じっくり信頼関係をきずいていけるよう努めています。何回も通っていると「また来たんか!」は、「お茶入れたで」に変わり、「この大根抜いたら、どかすわな」と、退去をお約束していただいたこともありました。

成長ということではもう一つ。
入社したての頃の自分は少しネガティブなところがあって、自信なさげに見えていたんだと思います。あるとき所長から「自信をもって仕事しなさい」と声をかけてもらいました。「もしあなたが間違えても、直すのは上の仕事」とも。よりきちんとした仕事をしなければとは感じましたが逆に気持ちは楽になって、ポジティブに考えられるようになりました。
この事務所を訪れる方はみなさん口をそろえて「元気でいい空気だね」とおっしゃられます。
とにかく和歌山用地事務所は明るい。皆さんの姿勢からいい影響を受けたことも自分自身が変わることができた大きな理由ではないかと思います。お互いが信頼し合えていることが、事務所の快活な雰囲気をつくっているのかもしれませんね。

真摯に向き合えば、道は拓ける。 真摯に向き合えば、道は拓ける。

JR西日本不動産開発に入社したいと考えたポイントは何ですか?子どもの頃からの夢がつづいている。

幼い頃は大工になりたかったんです。親にも「俺がビル建てたるわ」と、むじゃきに言っていました(笑)。ディベロッパーという業界も知らなかったですし。ただ、建物への興味はずっとあったので学生時代の専攻もアルバイトも不動産関連でした。

駅前駅近という独自の開発ができること、海外まで広がる事業エリアの広さなどが、当社に魅かれたポイントです。
熱のこもった会社説明会も印象的ですが、その後の座談会では新卒の先輩と、1時間も話しこんでいました。人事の方やその先輩の人柄にひかれて、「この人たちと働きたい」と思ったんです。また、利益をあげるためだけではなく、安全を第一に考えて芯をもった仕事をしている会社だとも感じました。自分がコツコツと積み上げていくタイプなので合っているな、と。

自分のキャリアアップに向けて取り組んでいることは?エキスパートたちの背中に追いつきたい。

民法改正にともなう法律や資格取得に向けた勉強、リノベーションのセミナーにも参加しています。用地の業務では鉄道や不動産に関する広範囲な知識が必要です。所内のみなさんがとにかく勉強熱心なので、先輩たちに置いて行かれないように。
先輩に質問すると、必ずウィキペディア以上の答えが返ってきます(笑)。それも特殊な知識でネット検索ではみつからないようなことなのに。みなさん土地に関する知識はもちろんですが、そのうえで登記に強い、契約法に強い、交渉に長けている、といった強みがあって、それぞれに深い専門分野をもっているんです。

「若手に経験をさせよう」という所長の意向もあり、分野をまたがる経験をさせてもらっています。はじめての分野に取り組む際には必ず先輩がついて指導してくれますので、怖がらずにチャレンジできます。自分の強みはまだ模索中ですので、土地に関してのオールラウンダーを目指すのもいいかなと思っています。そのためには何を聞かれてもしっかり答えられる先輩たちのようにならなくてはと、日々勉強中です。

仕事とプライベートの両立(ワークライフバランス)はできていますか?見守り合って、全員が働きやすく。

週のはじまりに全員の状況を共有して、業務を割り振って調整するので、1人で仕事を抱えこんでしまうということがないですね。若手の自分は特に助けてもらえています。
また、フレックスタイム制を活用して、お子さんの病院の送り迎えをされている先輩もいます。この先、自分のライフスタイルが変わっても、工夫しだいで仕事をしやすい環境が整っているな、と感じています。私も趣味のスポーツをする日は早めに退社させてもらい、メリハリのある過ごし方ができています。

休日の過ごし方は?仕事からはなれて、身体も頭も切り替える。

スポーツをするのが好きで、社内のフットサルサークルに参加しています。部署をこえて集まるので仲間と会えるのも楽しみで。リフレッシュするために、怪我をしない程度に思い切り身体を動かしています。
また、深夜1人でドライブして天体観測に出かけたり。仕事で頭が疲れているときにドライブすると、なぜかすっきりするんです。もちろん、安全運転をこころがけていますよ。

就職活動中の学生さんへ、就活で大切なノウハウを。知らない自分と向き合う。

まずは、自分の思いを深掘りしてみる。
どんなことがしたいのか、強みや弱み、譲れない条件など、できる限り自分自身を分析してみてください。それをふまえて、受けたい会社の情報を収集し、自分と会社の重なる部分、共感できる点をみつけてください。そうすれば入社後のミスマッチはなくせるはずです。
就活は本当に大変だと思いますが、ご自身に合った会社と出合えるよう頑張ってください!

※ 所属部署は、インタビュー当時の部署を掲載しております。

和歌山用地事務所

森 龍仁

2017年 入社

法学科卒

何事にも興味を持ち、物事に地道に取り組める性格です。
サッカー、バレー等のスポーツやドライブが好きですね。
何事も断らず、まずは取り組んでみることができるのが長所だと思っています。

一日のスケジュール

AM 7:30

AM 7:30

起床

AM 9:00

AM 9:00

出社

メールチェック
場合によってはすぐに対応し解決へ。

AM 9:30

AM 9:30

所内ミーティング

所員全員の業務進捗状況を共有。1人の負荷が大きくならないように、業務の振り替えをおこなう。

AM 10:30

AM 10:30

外出

現場にむかい隣接地権者代理人と立ち合い境界確認。事前の打ち合わせではわからなかった問題を確認。報告書作成用に撮影や測量をおこなう。

PM 0:00

PM 0:00

ランチ

遠出した現場では、その地域ならではのおいしい食事も楽しみのひとつ。

PM 1:00

PM 1:00

内業

午前中の立会い報告書を作成。資料は誰が見てもわかりやすいように!作成後は上長の判断をあおいで決裁を。

PM 2:00

PM 2:00

問い合わせ対応

担当地区から至急で用地確認の依頼。境界の分かる図面作成、隣接地権者を調査。必要に応じて現場にも。

PM 3:30

PM 3:30

内業

次年度の予算確保にむけた資料作成。

PM 7:00

PM 7:00

退社

PM 9:00

PM 9:00

アクティビティ・夕食

フットサル。終了後は食事に。

AM 0:00

AM 0:00

就寝