先輩インタビュー やりたいことを
思い切りやれる。
その先に、
忘れられない風景がある
まちづくり事業本部
事業開発部
永田 花穂
2021年 新卒入社

自分がやりたい仕事に挑戦できそう!

Q.入社を決めた理由とは?

一番の理由は「自分のやりたい仕事に、自分の意思をもって取り組めそう」と思ったから。
業界的に厳しそうなイメージもあったので、OBOG訪問でいろいろ質問させてもらいました。そこで聞こえてきたのは、「若手に任せてもらえる」とか「先輩が丁寧に教えてくれるし、さりげなくフォローもしてくれる」という話。社内の雰囲気がとても温かく、若手にも裁量を与える風土がありそうだと感じました。

もう一つは、駅から始まる街づくり。母体がJR西日本ということで、一番立地のよい駅前で開発業務ができることも大きな魅力だと感じました。また、仕入から推進、管理まで不動産開発に関わる全てのフェーズを自社で行う会社なので、様々なフェーズの仕事を経験できると考えました。

Q.その印象は今も変わらない?

まったく変わらないです。自分のやりたいことは、ちゃんと理屈が通れば実現できます。「このブランドが好きだからテナント誘致を」では単なるわがままですが、こういう意図と根拠があるからと説明ができればGOサインをもらえる。

入社1年目から何かしらの担当を任せてもらえるので、経験値を増やせるし、先輩方もさり気なくフォローしてくださいます。

Q.先輩はどんなふうにフォローを?

たとえば、テナントリーシングなら「契約手続きは時間がかかるので、そろそろ動き出すほうがいいよ」とか、スケジュール全体を見ながらアドバイスをもらったり。

うちの会社は「若手にやらせてあげたい」という想いが強いと感じます。しかも、本人が対応できる範囲を考えたうえで適切に仕事を任せてくださるし、可能な範囲で決定権も与えてもらえる。こんなに若手思いの会社はなかなかないと思います。
だから、任せられた本人は、すごく仕事ができるようになった気分にもなれるんです(笑)。

竣工後の運営がうまくいくように、
開発段階から固めていく

Q.仕事内容を聞かせてください

商業施設やオフィス、複合施設などの開発推進に携わっています。まちづくりの開発業務において、土地の仕入れから商品企画・投資決定、開発推進、運営管理というフェーズごとに担当者が分かれるのですが、私が担当しているのは開発推進のソフト業務です。

とくに、テナントリーシング(テナント誘致から契約まで)と、オープン後の運営管理方針の策定。建物の竣工を見届けてから運営管理担当に引き継ぐまでがメインの仕事です。

Q.開発推進のソフト業務。大切なポイントは?

まずは、商品企画段階で決められたアセットと予算を引き継いで、そのなかでやり切るということ。
たとえば、テナントリーシングでいうと、竣工予定から逆算していつまでにテナント契約を完了させるか。スケジュールも大事ですが、コンセプトに添ったテナント様を見つけることが求められます。

また、竣工後の運営がスムーズに進められるよう環境を整えることも大事。
テナント様が心地よく、他のテナント様ともいい関係を築いてもらうためには、最初に運営ルールをしっかり固めておくことがカギになるんです。共用スペースのことなど、細かい部分まで詰めておくことで快適にご利用いただけるし、建物の資産価値を守ることにもつながります。

テナント様と一緒になって開催できた、1周年イベント

Q.いちばん印象深いプロジェクトは?

横浜市南区に開発した、商業施設「ビエラ蒔田」。とくに思い出すのは、開業イベントと一周年記念のイベントのことです。

開業のときは、それまで開発中で誰も人が入っていなかった館の中に、お客様がダーッと入って来られた瞬間は忘れられないですね。建物の中に息吹がふきこまれたような感覚というか。それまでの大変なことも含めて「やって良かったな」としみじみ思いました。

Q.1周年イベントでは、また違う喜びが?

1周年記念のイベントは、テナント様と一緒になって開催することができたんです。たとえば、クリニックの先生による健康イベントや、調剤薬局さんが子ども向けに調剤ワークショップを開催したりと、テナント様に主体となっていただいてイベントを進めることができました。

従来なら、当社側で企画運営して、コンサートなどの集客イベントを行うというスタイルがほとんど。でも、イベント開催の本来の目的は、その一日だけでなく何回もお客様が足を運んでもらえるきっかけ作りなんです。テナント様が主体的に動いてくださることで、より具体的で今後につながるイベントになったと感じていて、当社としても、新しいスタイルを見つけられたと思っています。

Q.テナント様主体が大切だと

建物をつくるプロセスも大事ですが、運営はこの先ずっと継続していくもの。どの物件においても、オーナーの独りよがりにならないようにといつも考えていますが、イベント開催でもその考え方を実践できて良かったなと思います。

ビエラ蒔田の開発コンセプトは「地域生活と地域交流を支える」こと。開業後から、たくさんの人たちにご利用いただいていますが、さらに目的に近づけたようで達成感があります。

大小様々な開発に関わることで
力をつけていく

Q.この会社に入って良かったと思う点は?

やはり一番は、人間関係がいいこと。皆さんやさしくて、困ったときにはいろいろ頼れる先輩がいることです。
この業界って女性が少ないイメージがありますが、当社は女性社員が結構多いです。しかも、皆さん仕事ができる方ばかり。「あの件、いつの間に片付けたんだろう?」と思うほど、皆さん仕事が早いです(笑)。

もう一つは、事業範囲が広く開発規模も大小様々なので、幅広く経験を積めること。とくに若手にとっては、小規模プロジェクトを担当させてもらうことで不動産開発の一連の業務を経験できて、実力をつけられるし自信にもなります。

Q.大小様々なプロジェクトとは?

少人数で短期スパンで行う開発から、大規模で長期的なプロジェクトまで、どちらも異なるおもしろさがあります。
小規模な案件は個人の裁量が大きくなるので、自分の色を出しやすい。逆に大規模プロジェクトでは、行政も含めて多くの関係者と関わるため、調整力や推進力を身につけられるし、他社の文化を学ぶ機会にもなります。

Q.自分の色を出せるっていいですね

もちろん、コンセプトや収支などを守ったうえでの話ですが、それでも自分の考えた空間づくりが実現していくのは楽しいですね。新人のうちは、壁の色とか床材とか細かいところを決めさせてもらう程度ですが、慣れてくるとだんだん大きな部分に関わるようになってくる。

今はオフィスの開発に携わっていて、フロア構成や共用ラウンジの配置など、オフィスの中身を検討しています。地域のオフィスで何が求められているのか、入念な調査をしながら企画を練っていくプロセスはおもしろいし、「自分がこうしたい」と思ったことが形になっていくやりがいを感じています。

「成長したな」と思うことは? 分からないことは素直に聞いてみる

以前は自分で調べて解決しようとするタイプだったのですが、先輩が助けてくれる温かい社風の影響もあり、今は「分からないことは素直に聞く」というスタンスに変わりました。経験の少ない私たちは知識量が少ないのも当たり前で、数多くを経験してこられた先輩方に聞くことで解決が格段に早くなったと思います。
そういった意味でも、異なる部門の方とも広くコミュニケーションをとるようにしています。

わたしのオフタイム

旅行が好きで、年に何回も旅行をしています。最近は金沢に行ったんですが、石川県立図書館がすごく素敵で、まるで美術館のような雰囲気の何時間でもいられる最高の空間でした。今後は、台湾や沖縄にも行く予定です。
つい、職業病みたいな感じで、建築物とか空間づくりをチェックしてしまうんですけど、それもまた楽しいですね。
有休も取りやすいですし、フレックス制度も充実しているので、平日に少し早く帰ったりもできて、オフも取りやすい環境だと思います。

一日のスケジュール

8:00

起床

10:00

フレックス出社

当日のタスクを整理して、ざっくりと1日のスケジュールを立てる

10:30

打ち合わせ

プロジェクト関係者と運営に関する打ち合せ

12:00

ランチ

オフィス内共用スペース「The PLACE」で同期メンバーとランチ

13:00

事務作業

翌日の協議用の資料作成など、打ち合わせの合間に事務作業を終わらせる

15:00

打ち合わせ

テナントリーシングの打ち合わせ。テナント様に計画概要を伝えて出店意向を伺う

18:30

退社

帰宅してゆっくりしたり、友人とご飯を食べに行ったり

23:00

就寝

※ 所属部署は、インタビュー当時の部署を掲載しております。