PURSUING SAFETY AND SECURITY安全・安心を追求しつづける

安全マネジメント 「安全を最優先する」というDNA

「安全を最優先する」というDNA

安全・安心。聞きなれた言葉ではあるけれど、本気で追求すればするほどここまで深い言葉はありません。
どこまでやれば安全なのか、お客様に安心していただけるのか。さまざまなリスクを想定しながら、一つひとつ不安要素をつぶしていく地道な作業です。また、時代の変化とともに新たなリスクが生まれることもあります。だから、つねに真剣勝負で、追求しつづける必要があります。
鉄道事業をになうJR西日本グループの一員として、何よりも安全を最優先する。それが私たちの永遠の使命であり、大切に育てているDNAでもあるのです。

主な取り組み

安全を維持するシステムの機能向上を図るため、開発部門・管理部門・間接部門による組織全体で安全を確保する仕組みを構築。時間経過による劣化がないよう、有効に機能させることで継続的な改善を図っています。

  • 重大な事故等の未然防止に向けたリスクの抽出、それを防止するためのルール作りと社内展開に至る仕組み作りを行っています。
  • それらの仕組みに対してPDCAサイクルを回すことにより、継続的に安全性を向上させています。

鉄道の安全確保 安全のためなら、迷わず列車を止める

多くの人々の生活を支える、鉄道インフラに支障が出ないように。
線路の真横で開発工事や用地管理業務を行う私たちは、線路以外にもさまざまなケーブルや機器など鉄道運行に欠かせない設備の近くで、つねに最大限の注意を払いつつ作業を行っています。

それでも万が一。ケーブルが切断される、重機や資材が線路を塞いでしまうなど、鉄道の安全を脅かす事象が発生した場合はどうするか?その際には、迷わず列車を止めるというルールが徹底されています。
「お客様の安全」を守ることは、私たちJR西日本グループの第一の使命。常に万全を期していますが、それでも万が一の場合には、安全・安心を最優先とし、「列車を止める」ことを躊躇しない。日々さまざまな社員教育・訓練を行うとともに、リスクマネジメントの継続的な改善に取り組んでいます。

主な取り組み

  • 「線路の構造や鉄道運行の仕組みなど鉄道に関する基本的な知識」及び「鉄道の運転保安に関する専門的な知識・技能」の教育や訓練を行っています。
  • 万が一の場合、迅速かつ確実に2次災害を防ぐため「列車を安全に止めるための教育や実地訓練」を定期的に実施します。

線路内での用地管理業務

ビル施設で訓練を実施

工事の安全確保 現場監督も舌をまく、厳しいチェック

当社が特に力を入れているのが、工事現場の安全パトロール。
事業に伴う発注工事によって、周辺地域にご迷惑がかからないか。また、万が一にでも周囲を通行される方に危険が及ばないか。地域の安全・安心の確保のため、定期的に工事現場のパトロールを行っています。

主な取り組み

着工前

  • 着工準備会議
    鉄道や近隣への悪影響と安全性を検証する為に、工事着手前に工事の計画内容を施工会社と共に確認します。

工事着手

  • 安全パトロール
    専門知識をもつ社員が、安全確保のため工事が計画通りに実施されているかを確認。状況に応じて元請会社に改善を求めながら、工事の安全性向上に取り組みます。
    さらに、工事周辺の方々にご迷惑となっていないか、お子様が安心して通学できるかなど、地域の安全確保には特に目を配っています。

着工準備会

安全パトロール

施設・設備の安全確保 法令よりも厳しい基準で管理

公共性が高い建物や鉄道のすぐそばに位置する建物を、多く所有している当社。
お客様に安全で安心な環境を提供し、かつ鉄道運行に支障をきたさないためには、建物・設備を適切にメンテナンスし、常に安全が保たれていなければなりません。

JR西日本グループでは、鉄道だけではなく建物においても法令基準を上回る「建築設備安全ガイドライン」「建物定期安全点検マニュアル」「視覚障碍者誘導用ブロック等保全ガイドライン」を制定しており、当社も設備の構造や保守管理、マニュアルの制定や研修等、ハード・ソフト両面から安全確保に努めています。

主な取り組み

  • 建築設備安全ガイドラインへの対応
    メンテナンスを怠るとお客様へ危害を及ぼす可能性がある「昇降設備」「自動ドア」「電動シャッター」「厨房排気設備」「電気設備」「消防設備」の6設備を対象に、既設設備に対してガイドラインに基づいた安全装置を付加する改修工事の実施や、テナント様に対して保守管理の指導、設備業者を招いた講習会の定期的な開催を行っています。
  • 建物定期安全点検マニュアルへの対応
    開発物件の設計・施工時における品質確保の取り組みはもちろんのこと、竣工後も、法令点検以外に、有資格者による目視点検を実施。不具合箇所の早期発見・是正によって建物の品質確保に努めています。

建物定期安全点検

テナント講習会の設備講習

食の安全確保 食べることの安心も見逃さない

衛生管理調査

「不動産会社なのに食の安全まで守る?」そう思われるかもしれません。
しかしながら、施設を運営管理するものとして、提供される食品についても安全・安心に楽しんでいただきたいと考えています。
食の安全確保には、お店で働く方一人ひとりの意識が何より大切であるため、テナント様への定期的な情報提供や講習会の開催、また店内の衛生管理状態の確認など、適切な支援を実施しています。

主な取り組み

  • テナント様にむけて、衛生管理調査や食中毒予防等の情報文書を発信。自主的な食品衛生管理に対する支援を行っています。
  • 施設管理担当者への社員教育、テナント様向けの食の安全講習会を実施することで、食品衛生管理の知識向上を図っています。

安全に対する
基本的な考え方

JR西日本グループの会社として、お客様に「安心」を感じてご利用いただけるよう、「安全」な施設やサービスの提供を第一に考えています。
企業理念にも掲げる「安全と高い品質の追求」を念頭に、当社安全マネジメントシステムのもと、JR西日本とも連携して安全性の向上に取り組んでいます。

安全マネジメントシステム:PDCA図安全マネジメントシステム:PDCA図